そうだ アート、行こう。

美術館やアートの島を巡る紀行文です。

はじめての直島

まずは直島について語らねばならないと思います。

 

直島は香川県香川郡に属する町で、瀬戸内海上に浮かぶ島。かつては銅の精錬所を受け入れ、それが煙害を起こしたり、苦難の時代も経験したのですが、現在は「アートの島」として国内外から多くの観光客を受け入れています。ベネッセハウスミュージアム地中美術館、家プロジェクトなどにより、現代アートの聖地として一躍有名になりました。

 

僕が初めて直島を訪れたのは2007年の夏。それはそれは衝撃的でした。こんなアートもあるのかと。島のいたるところにアートが転がっています。

 

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フェリーで宮浦港に到着すると、草間彌生の「赤かぼちゃ」が出迎えてくれます。

 

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1994年の作品で、草間さんはこの作品のことを「太陽の『赤い光』を宇宙の果てまで探してきて、それは直島の海の中で赤かぼちゃに変身してしまった」と語っています。

 

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ちなみに、かぼちゃの中にも入れちゃいます。

 

草間作品は、水玉を使ったモチーフの反復によって絵画や彫刻の表面を覆うことが特徴のひとつ。とにかく見た瞬間に草間彌生だとわかる強烈なインパクト(そして草間さんの風貌自体もかなりのインパクト)!島上陸から一気に心を鷲づかみされる感覚なのです。

 

なんとなく感じたままに

なにがいいのかよくわからないけれど、なんとなくいい。アートを見るのに特に知識は必要ないと、個人的には思っています。ただ、(会場が空いていて時間があれば)できるだけ作品解説は読むようにしています。作者がどんな意図でそれをつくったのか思いを馳せる。それは結構楽しい時間です。

 

興味をそそられる展示があると、ふらっと美術館に出かけます。一人で行くことのほうが多いかな。自分のペースでのんびり見ることができるから。瀬戸内海のアートの島も好きですね。ほかには、霧島アートの森とか、金沢21世紀美術館とか。

 

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「黄かぼちゃ」草間彌生作(瀬戸内海に浮かぶアートの島「直島」の海岸沿い)

 

そのへんで印象に残ったものをここに記していこうと思います。もちろん最初に書いたように知識や見識があるわけではありません。なんとなく感じたままに。

 

アートに関する難しい話はこちらのサイトに譲ることにします。

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