そうだ アート、行こう。

美術館やアートの島を巡る紀行文です。

芝生の上や森の中に

以前(2014年だったかな)、鹿児島旅行に行った際、「霧島アートの森」を訪れました。山の中にある野外美術館です。もちろん建物としての美術館はあるのですが、メインは野外にある展示物。芝生の上や森の中に転がっているアートは、存在自体がミステリアス…

タイムトンネル?

犬島から四国汽船の高速旅客船に乗り豊島(てしま)へ。瀬戸内に浮かぶアートの島のなかでも大きめな島です。 閉校した甲生小学校の建物がアートになっています。 島々で集めた木製建具を使ってトンネルがつくられています。 なんとも不思議な空間で、通り抜…

ドラクエの世界観

犬島はかつて銅の精錬業と採石業で栄えた島。近代化産業遺産である銅製錬所の遺構が美術館として再生されています。こちらには会社の後輩の女子4人とともに出かけたのですが、個人的な意見としては男性のほうがグッときやすいのではないかと思います。なんい…

2度めと3度めの直島

2度めの直島は、2010年8月。会社の同じ部署のメンバーと行ったのですが、残暑がとんでもなく、ギラギラとした太陽光に上司2人が序盤からノックアウト。早く帰ろう・・・早く帰ろう・・・と、弱気発言を繰り返す彼女たちをなだめるのがとにかくたいへんでした…

いたるところに

「アートの島」と呼ばれるだけあって、直島にはいたるところにアートが転がっています。たとえ美術館やなんらかの建物の形式を成していなくても、“そいつら”は佇んでいる。いわゆる屋外オブジェというやつです。 たとえば遊歩道を歩いていると・・・ ポップ…

ポップな古民家再生

「家プロジェクト」は、直島の本村地区にある古民家を改修・改造し、現代美術作品に変えてしまおうという試み。ほんとに「え?なぜこんなところに?」というところで、ふいにアートが顔を出すんですよね。なんともポップな古民家再生です。 「はいしゃ」と名…

モネの部屋

直島の地中美術館にあるモネの部屋が好きです。 この部屋には5枚の「睡蓮」の絵(かなりのビッグサイズ!)が展示されています。モネは晩年、絵画とそれらを展示する空間が一体となって、そして空間それ自体が作品となるような、そんな壮大な構想を抱くよう…

はじめての直島

まずは直島について語らねばならないと思います。 直島は香川県香川郡に属する町で、瀬戸内海上に浮かぶ島。かつては銅の精錬所を受け入れ、それが煙害を起こしたり、苦難の時代も経験したのですが、現在は「アートの島」として国内外から多くの観光客を受け…

なんとなく感じたままに

なにがいいのかよくわからないけれど、なんとなくいい。アートを見るのに特に知識は必要ないと、個人的には思っています。ただ、(会場が空いていて時間があれば)できるだけ作品解説は読むようにしています。作者がどんな意図でそれをつくったのか思いを馳…