モネの部屋
直島の地中美術館にあるモネの部屋が好きです。
この部屋には5枚の「睡蓮」の絵(かなりのビッグサイズ!)が展示されています。モネは晩年、絵画とそれらを展示する空間が一体となって、そして空間それ自体が作品となるような、そんな壮大な構想を抱くようになったそうです。まっしろな空間、丸みを帯びた壁、そして天井からそそぐ自然光。この部屋がまさにそうなっているのです。
部屋に照明はなく自然光で作品を魅せています。床はモザイクタイルのようになっていて、スリッパに履き替えて入室します。
とにかくその大きさに圧倒されます(ブログではまったく伝わりませんが)。
ちなみに、地中美術館の入口部分にはモネの「睡蓮」を模した実際の池があります。このへんも芸が細かいというか、なにかと乙なんですよね〜。
絵自体は5枚なので、すぐ見終わるんじゃないの?と言われればそうなのですが、僕は一日中でも入り浸れちゃいます。それこそ許されるなら床に寝っ転がって、何も考えずにのんびりと鑑賞していたい。何度訪れてもまた来ようと思う、ホントに不思議な空間なのです。